「LANケーブルを増やしてもネットは速くならない」 家庭用Wi-Fiのトラブルをバッファローが注意喚起、理由を聞いた
ホントにいたのか。。。(笑)けど気持ちはわかる。
実際には技術的に耐障害性(普段全部使わず故障に応じて切り替えるなど)だったり、上の意図通り帯域を増やしたりするのに対応した機器で特殊な技術を用いてケーブルを2本以上つなぐことをしますがとっても高価な技術なのと結構各社仕様が違うのでまともに使えるのは高価なブランドのスイッチで、一般の機器ででスイッチはPeer to Peerが基本なのでできません(笑)。何本もつなぐのはサーバー・クライアント間やルーター間でも行われたりします。ルーターだとCISCOのHSRPとかですね。仕様が定義公開されているのはVRRPぐらいかなぁ。私はサーバが専門でしたから*BSD系OSではcarpという技術を使って2台を1台に見せかけて冗長化したり、1台の帯域を増やすのに2本つないで冗長化したり、無料のOSでできる技術でもあります。
いずれも技術が必要な話なので一般的な機器でほぼできない話です。
ITC話になったのでついでで、最近、所謂、スパムメールが増えました。スパムという塩漬け缶詰があってCMが「スパム!スパム!」とうるさかったことから、ひつこいうるさい迷惑メールをスパムメールということになったそうです。
メールサーバは得意分野でしたのでぶっちゃけちゃいますと、皆さんが信じている「From: 」(差出人)行は本来は任意で絶対に入れないとメールが遅れないものではないんです。逆に言えば「From: 」(差出人)行は嘘つくことが可能でな事情があります。他にも最近のメールサーバはこの辺りだんだん厳しくチェックするようになってきたので「Received: 」行なんかも実は追加することができます。他に「Message-Id:」「To:」「Subject:」などは付けなればメールサーバが勝手につけちゃいますので必須です(「Subject:」は確か含まれていたはず、もう調べるの面倒なので間違ってたらごめん)。昔のこういう迷惑メールはどこから送られてきたかを混乱させるように、「From: 」や「Received: 」行を偽造していることが多々ありました。ま、その時点で詐欺ですね。
迷惑メールの踏み台、温床になりやすいのが、手抜きサーバで、不景気になってくるとメンテナーなんて最初に(お金を)削られますからね、メンテナンスされないでバグを放置、利用されたり踏み台にされたりするサーバーが増えるんですかね。これが今の資本主義経済のいびつさです。不景気だからこそきちっとメンテナンスをしつつ備えるなんてことは、「そーなえーよつーねにー(by ボーイスカウト)」なんて絶対にないです。儲からないし、そういうのに投資は削減するのが技術素人役員たちです。日本も他の国も同じで、技術素人役員達が牛耳っている会社はろくなもんじゃないよな、と思うことが殆どです。ドメイン管理で15年以上たっているのに未だに私の名前(しかも旧姓)を管理者として登録して使っているところがありますよ。そういう会社にはとびきりの技術者がいてもほぼ経営に口出しできないか、こういうレベルの管理が全くできない使い物にならないヤツ残して、あとリストラするとか、役員の元所属していた証券会社名を大々的に宣伝しているような会社が多く、投資するのに不向きな会社が多いですよね(株主的に、こういうの外からわかるといいんだけどなぁ。まぁ大会社でもないのに内部留保を増やしてリストラしょっちゅうやっているところはだめだと思う)。ワンマンショーなんてみたくもねーっつーの。と話はそれましたけど、技術はそこそこでも不景気なときこそ丁寧に手をかけられるところが、やっぱり強いと思います。まぁ、そんな会社だよなぁ、と思っていたところも、このコロナ過のあおりで(もう既に手遅れだったから)店じまいしていた気がします。
さて、因みに10年近く前(お家で公開サーバー作っていたときは)、迷惑メールはkrドメインとcnドメインブロックすれば99%防げた記憶があります。未だにcnドメインは迷惑メールの温床としては元気ですね。たまーに、大手の企業端末からスパムが来ることもありますが、「あぁワームかウィルスにやられたか?」とか思いますね。
- HTMLメールをやめる
- ヘッダ情報を確認できるメールソフトを使う
- whoisコマンドでしっかり確認する
- 1~3が現実不可能なら(もしくは「意味不明なら」)諦めて絶対LINKクリックしないこと
- メールアドレスはむやみに公開しないこと
- メールアドレスでIDにするところは一つのメールアドレスに絞っておく
5は最近そういう企業が増えました。スパム対策というより業務過多やスパム以外の迷惑メール対策でしょうね、私が以前からやっているようにフォームメール使っているところが増えました。私の場合はそれすらも捨てメールアドレスを別に使っていましたが。。。。(笑)。6は、まぁ、メールアドレスは二足三文で散蒔かれることを覚悟しておいた方がいいです。
ですかね。ちなみに私は完全閉じられたネットワーク(グローバルネットワークを模した環境)で、後輩にスパムメールの送り方教えてました。「相手の手口を知って戦えば50勝」ですからね。技術者って「出来ても倫理や正義でやならいがポリシーだしプライドでもありました。ましてどの役員がどの社員の女の子がお気に入りか、ログもメール本体も読めてしまうがあえてそれを探らないのが大事です。.。o○(本音何度ばらしてやろうかと思っても理性的に対応してましたかね)。
メールソフトとメールアドレスの話になりますがID登録用は可能なら今ならフリーメールアドレスがいいですね、強力なスパムフィルタのついているところがあったらそれがいいです、その場合即削除ですけれども自社の宣伝くらいは許してあげましょう(笑)。問題は振り分け可能なメールソフトが使えることが条件ですか。ID登録先からの興味のない宣伝メールは即ゴミ箱行きにしてます。
雑談ついでに、名簿屋ってかなり厳しい免許制にするか犯罪行為にした方がいいと思うんですけれど(利権優先社会のせいで絶対にはならないでしょうね(諦))。
さて、元に戻って、インターネットの帯域って川の流れと川幅だと思ってもらうとわかりやすいかも、どんなに広い川幅にしても(ケーブル冗長化させても)その先が狭くて流れが悪ければ速くはなりません。
また、高級なスイッチやルーターは「脳みそ(CPU)」がRISCといってそのシステムに特化した計算機を使っていますし、昔の経験で、ASをつなぐBGPでルート計算のためだけのBGPを喋るサーバ(中央集権型とでもいえばいいんですかね、こういうのはCISCの方が向いているからですね)をみたことがあるぐらいで、それ以外は殆どは専用機ですよね。