まず坐る準備 その2

まぁ、そろそろ飽きてくるだろうということで、1週間しないけれど更新してみます。ただ一つ間違えないで欲しいのは続かないのは飽きるのは中断してしまうのも「みんなそうだから」です。私もこのことを忘れていた時とか結構ひどい日もありました。スペシャリストの人や大先生や先師達も最初はそうだったはずで、なかなか「そんなもんだよ」とかいってくれる人はいないので(ハードル上げられすぎてると思いますが)、安心して「できない」ことを受け入れて、出来なくて練習してるんだからいいんだとあきらめてみるのもいいかもしれません。それで私は、はなっから「練習」といってます。例えばこれで「今日は本番」と決めて坐って散々だったように、基本「なーんもない」です(笑)。

ただ「退屈」なんです。

「退屈」は「瞋恚」です。

瞋恚=怒りは嫌でストレスですから、やらなくなるのは当たり前です。途中で止めるのも、続かないのも当たり前なんで。だから身にしみた言葉(=練習)だったりしているわけです。

退屈な事なんだとわかったら・・・退屈を眺めて楽しんでいる人もいるようなので視点を変えれば楽しめるモノなのかもしれません。実際尺度が色々違う退屈があって、もう総合して怒りなんですが、これ、どうにもなりませんよね。まぁ、それでもとなると忍辱と精進だとか精神論ですよね、まんま書いてありますが。あわないのはしょうがないので視点を変えてみるしかなさそうです。

こんな話のために追加したんでは実はなくて、この坐るのはプラーナヤーマだという視点もあります。ターン・プッタタート(ブッダダーサ比丘の『呼吸によるマインドフルネス: 瞑想初心者のためのアーナーパーナサティ実践マニュアル』においてプラーナヤーマだとおっしゃっています。ヨガの言葉なのでしょうがその当時のヨガが現代のヨガに繋がってくるはずなので何らおかしいことでもないはずです。著書では呼吸法などは紹介されていなかったところから現代のヨガのようにする必要はないでしょうがざっくり上げておきます。

腹式呼吸
胸式呼吸
ウジャイ呼吸
カパラバティ
シータリー呼吸
丹田呼吸

ちなみに、片鼻呼吸(ナーディショーダナ)なんかは結構動画見たことある人もいるんではないでしょうか。こういうヨガの呼吸法とかいうと、なんか私には苦しいイメージしかなくて遠ざけたいところですが、別の視点から見ると面白くも見えてきます。ちなみに紹介はしましたが、吸気の際に丹田に気が落ちて溜まっていくようにイメージしながらやる所謂「丹田呼吸」以外は「ほぼ」不要だと思います。しかしやったことがなければまねごとも練習してみたりするのもありじゃないかと思います、飽きませんし実践して体験してみるというのは肥やしになります。そういう私は「4 – 7 – 8 呼吸法」と「ボックス呼吸法」をしょっちゅう取り入れています。普通に考えればわかりますが、カウントするだけで集中力をもたらすのに十二分だったりしますし、自律神経調整によってストレスを緩和するなどの効果もあるとされていたことと共に確かに集中力もさえるように思います。「4 – 7 – 8 呼吸法」についてはわかりやすい動画もあるのでそちらを参考にしてみてはどうでしょうか。英語で何言ってんのかわからない人(私)も見ながら一緒にやればコツはつかめるかと思いましたのでリンクもつけておきました。

小ネタですが「ボックス呼吸法」はリンク辿っていただければわかりますが、”Navy SEAL”(アメリカ海軍の特殊部隊)とかおどろおどろしい名前が並んでいますがまんまなようで、タクティカル・ブリージング(戦術的呼吸)とも呼ばれます。スナイパー(狙撃手)など高度なプレッシャーの中で『戦術として使う呼吸法』なんだそうで、たくさんの返り血をすすってきた呼吸法なので”そこ”の”あなた”はやらないように!同じ穴の狢に落ちます(冷笑)。ちなみに私はどんな暴力装置であろうと「道具」は所詮「手段」であり使い手の心次第だと思います。だから心を鍛えるわけですので、そしてあえてこう書いてみています。例えばノーベルさんは強力な爆弾を作って「平和」をうたいますが、正直言ってお馬鹿な私には理解出来ませんでして、しょっちゅうお題として考えるネタの一つです。真面目に考えてハゲるくらいなら使わないこともありだということです。また逆に用意された道具ならいかに心して使うかもアプローチの一つだと思います。

もう一つの小ネタで「4 – 7 – 8 呼吸法」は桜サクラとあの嫌われ前首相も好んで練習したとされています。私は寧ろ(前首相に対しては)つらい身体を引きずって官僚のロビー活動(説得工作)によく耐えてやりきってくれたなぁと思ってます。ストレスも半端じゃななかったろうと思いますし、鳴り物入りの反対政党ですら最後にへたった説得工作ですから並の神経じゃ渡れないだろうなとも思いますので。

いずれの小ネタも本当は普段は微塵も思っていませんが、思いつきのママに、ググると本当にゴミ情報も多くて毒されますねぇ。先入観ほど危ないものはないかと、あまり期待せず(期待したところで効果はないと思う)やってみるのもよいだろうと思います。集中力という点以外は私は期待どおり何もありませんでした。ただし丹田呼吸は様々なヒントと符合することが多いので練習しておくことをオススメします。