大前提として、アーナパーナーサティは第一段階の「長い息を知る」から毎回毎回一坐の度に順番を変えることなく修することとなっている。段階を深めていけば理由も自ずとわかってくると思われるが初禅の四段階から毎度繰り返すことになる。面倒なので飛ばすということはオススメしないし先を急いでしまうこともオススメはしない。やってはいけない毎回最初っからやることといわれている(「と記載してある」というのが正しいか)こともあるが、実のところ私の経験からいうと毎度修すことで毎度新たな発見がある可能性があり、先の段階でも発見があると初期の段階の理由が変わって(わかって)くる可能性もあるためである。ついでで、先の段階にはリアルタイムで行っている場合は「先へ進めない」のであえて書かなかったが、段階を追うというのも結構大事なヒントになっていることがあるので、ガマンして練習も大事なのでとりあえず順番に進めること、また先の段階が明らかでなくてもそこで終わりにするのがオススメである。ちなみに私はそうしていてあまり問題がなかった。終え方にどうしても心配があるならば、「願わくば此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜん(ことを)」でも、回向文をとなえるでも、「今日を、今を、この瞬間を、ありがとうございました。関わった方々が幸がありますように」とかでよいかと(この二段落目後日追記)。
以上、「第一段階の「長い息を知る」」の二段落目に追記した。