【AC・トラウマからの開放を目指して】父の酒宴

記憶の限り、いつから始まったかわからないが、リビングで父の酒宴の肴のつまみに、私(達)を直接的・間接的にいたぶることで、日々の憂さ晴らしをしていた。酒宴のステージには家族の誰かしらがマトとなり、都合が悪くなると「俺の言う事きかないなら出ていけ」と吐き捨て、時には物理的・精神的暴力を「肴」にする。酒宴のステージから皆去ってしまい終焉になると「もう、やだなー、働きたくないなー」と何度も繰り返す。行き場なくリビングかその隣の部屋で、誰にも守ってもらえず、誰からもフォローされず耐え続けた。あえて”ステージ”と表現したのは、「居ないふり」で端に座らされ常に参加させられ、「ふすま」一枚の遮りあるなしに関係なく、物理的退場を許されない、叫喚地獄という”ステージ”だった。私の声にならない悲鳴は誰にも届かなかったし、感情をひたすら殺した「いない子」だったのだ。少なくとも彼が他界する前日まで、私のこれまでの人生2/3の30年以上毎日繰り返され精神的にさらされ続けた。

《認知》「また始まった」「大人しく居ないふりで避けてやり過ごそう」
《気分・感情》いつも通り・想像通り・繰り返し、阿鼻叫喚、恐怖、逃避、不安、心配、緊張、頭の中真っ白
《身体反応》ドキドキ、ハラハラ、こわばり、首をすくめたり、余計な力が入る
《行動》やり過ごす、怖くて隠れたいけれど逃げたいけど逃げられない


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