酒宴のある日(居間と部屋との仕切りが新しくなっていたような記憶もあり、奥座敷ができてからなのかもしれない)。
酒が入り泥酔してべろんべろんの状態で父は反抗する母をねじ伏せようと暴力に出た。口論が次第に激しくなり、胸ぐらをつかみ組み付き壁に追い込むように押し付けて、殴りつけた。もう、何を言っているのか理解不能な叫びと罵り、
べいん・・・べいん・びち・・・べいん・びち・・・
口の中に頬が張付ける音まで記憶されている。
《認知》「何が起こったの?」「何んでそこまでしなきゃならないの?」「暴力やめて」
《気分・感情》阿鼻叫喚、恐怖、逃避、不安、心配、緊張、頭の中真っ白
《身体反応》ドキドキ、ハラハラ、こわばり、首をすくめたり、余計な力が入る
《行動》何もできない、怖くて手足も動かない、隠れたいけれど逃げたいけど逃げられない
《第0感情》
- 「暴力やめて」「私は誰も守れない」
- 「私を認めて守って欲しかった、私じゃない、やめてほしかった」
- 「辛かったね、もういいんだよ、私はここにいていいんだよ」