当初苦しみながらどうやって解決するか模索していたときに読んだ記事に紹介されていた本である。
あなたのままで、大丈夫。精神科医が教える自分で自分をケアする方法 著:増田史(主婦と生活社)
https://www.shufu.co.jp/bookmook/detail/978-4-391-16025-3
自律訓練法やTFTといった紹介とともにスキーマ療法の一片や紙にアウトプットをするして捨てるという方法を紹介している。ひたすら元気づける言葉が印象的。
スキーマ療法の紹介や実践として伊藤絵美先生のご著書を参考にした。
マインドフルネス&スキーマ療法 BOOK1 著:伊藤絵美(医学書院)
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/91512
マインドフルネス&スキーマ療法 BOOK2 著:伊藤絵美(医学書院)
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/91513
自分でできるスキーマ療法ワークブック Book1 著:伊藤絵美(星和書店)
https://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn852.html
自分でできるスキーマ療法ワークブック Book2 著:伊藤絵美(星和書店)
https://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn853.html
著者のfacebookはこちら。
マインドフルネスについては通院先の治療プログラムで行ったものと同じでよいようだ。マインドフルネス&スキーマ療法 BOOK1に紹介されているストレスコーピングと行動認知の基本モデルが重要視し《ストレッサー》《認知》《気分・感情》《身体反応》《行動》の分け方に忠実に行うようにした(五蘊の現代語訳だと思うとそのまんまであると言える)。いずれにしても手放す手法がとても難しいようで、たどり着いたのは繰り返して慣らすという最も辛い方法なのかもしれない。
実践していったものの行き詰まりを感じたのは、安全地帯を作れなかったこと・安全地帯になり得なかったとも言える。もう一つは、途切れた記憶、小学校低学年の数えるほどの記憶しかなかったことで行き詰まってしまった。また、他者にサポートを求めことはできず、そもそも前述の通りセラピストもおらず難しい局面となっている。
ただし、「スキーマ」があるという仮定から入るこの方法は、トラウマを洗い出していくには心当たりに目星をつけることで良策で調べるうちになんとなく解ったもののやはり「人気」というより実際にそこまでたどり着けない人が多いから「自分でできる」シリーズに至ったのでは?と推測してしまうところで、それならばということでシリーズモノは一応網羅して著者の伝えたいことに忠実に行うこととした。更にストレスコーピングと行動認知の基本モデルの実践と紙にアウトプットをするという方法をここ数年続けている。
紹介もされているように行動認知療法で成果が出ないケースに該当しているのでは?と手にとって読み込み、ワークブックもはじめてみるというところまで、向き合う体制を作れたという意味で大変良かった。
上記の著書の仮想の主人公さんもそうであるが幼少の頃の記憶が原因になっているのは分かった。
医師に相談しているが通院先のカウンセラーの余裕なく、一人実践せざるえないという状況だったりするが、ヒントとして「アダルトチルドレンでは?」ということから矛先を「アダルトチルドレン」による「トラウマ」ほどきと方向性を変えている。「アダルトチルドレン」といえばこの本かなと思い信田さよ子先生のご著書を選択した。
アダルトチルドレンについては以下の書籍を参考にしている 著:信田 さよ子(学芸みらい社)
アダルト・チルドレンへの誤解や背景、古典~最新事情といったところだろうか。酒害家族とその子どもの概念がよく分かる。最近はアダルト・チルドレンという言葉も「毒親」として書き直されているようだが結局は何なのか知らないと手が出ないだろうというところで読了した。
SNS(インスタグラム)を通じて克服実践を配信している方の著書であり、様々な気付きを与えていただいている。
“メンタルヤバめ”をやめられる本 著:池田由芽 (大和出版)
第一感情、第二感情として説明されている内、特有の造語で満たされなかった想いを充足させることを教えている。更には脳の3重構造の話題に至るまでなかなか深いと思った。著者のインスタグラムは@yume_ac_kokufukuさんです。
酒害家族自助グループに参加もしたりしていた
Al-Anon アラノン家族グループ
残念ながら生きなきゃいけないこの世の中で時間を割けなくなってしまい、吐き出すことアウトプットを目的としてこのカテゴリを作り、紙に書き出したことを、もう一回平旦な目で見つめつつ書き出すということをしている。「いいっぱなし」を目的とした。特に12のステップは重要な部分であり、AC・鬱が発症してしまうと今直面している諸問題に向き合うどころか気付けなくなり、世の中からおいて行かれてしまう深刻な問題が生じる。傷となったトラウマ自体を整理して、直面している諸問題=即ち「生活」を流れに委ねて、ひたすらトラウマから生じた性格や不合理を自省し祈る。「祈りを信じる」事自体が難しいし、神だのハイヤーセルフだの霊的だの、一見頓珍漢な部分もあって、とてもキリスト教的である。同じ悩みを持つ人達と集団を形成することに於いては仏教にも通じるが、正常な幼少期を過ごせず歪な自我形成してしまった人たちが、取り組む方法が仏教にはほぼなく、絶望的である。
マインドフルネスについては以下である。
呼吸によるマインドフルネス 著:ブッダダーサ 比丘(法藏館)
当初からお世話になっている書物。個人的には2009年に静慈彰氏が主催されていた「東京ヴィパッサナー瞑想道場」などでも導入の初歩の段階のみで習っていた。ヴィッパサナに関してはその当時参考になる本は選ばずアルボムッレ・スマナサーラ長老の沙門果経(下記)、瞑想経典編(下記)などを参考にした後は、実践として「4つの組・各4ステップ」の参考書として「呼吸によるマインドフルネス」を実践に用いてきている(初版が2016年なので10年には満たないが)。現在的には中に紹介されている短縮した実践方法を用い第一禅定に入いる方法はよく使っている。
瞑想経典編:ヴィパッサナー実践のための5つの経典 著:アルボムッレ・スマナサーラ長老(サンガ文庫)
沙門果経:仏道を歩む人は瞬時に幸福になる 著:アルボムッレ・スマナサーラ長老(サンガ文庫)
ヴィッパサナ瞑想が流行り始めた頃、実践は「東京ヴィパッサナー瞑想道場」と考えていたことから参考書を手に取ることはなかったが、主催者の都合により一旦閉鎖となった後、途絶えてしまっていた時、黙々と座っていた頃読んでいたもの。体系化されたものの解説書ではない。
以降「東京ヴィパッサナー瞑想道場」情報源がSNS(mixi)だけだったため、2019年まで主催者の方のご著書を拝読することになるまで連絡すら途絶えてしまっていました。
私自身も2012年に火災にあい、時代の変化に自ら向かうことだけになってしまったため、身近に師や出会いが仕事関係に限定されるようになって時計も止まってしまっていたような状態です。昨今もトンでもない宗教家との出会いで完全に脱線しているのでしょうね。
イライラ、不安、無気力、トラウマ……負の感情がラクになる 「ポリヴェーガル理論」がやさしくわかる本 著:吉里 恒昭 (日本実業出版社)
元々自律訓練法など注目している自己調整法や自律神経に関しては、その心理状態や気分など喜怒哀楽を身体の状態に置き換えた理論で別の理論と言えると思う。「喜」に関しては脳内物質ドーパミン・セロトニン・オキシトシン、加えてβ-エンドルフィンなどで説明できるが、「怒」や「哀」に関しては脳内物質で考えるのは少し足りないと思っていたところ行き着いた理論で、脳の三位一体論の仮説にも繋がりもあるようだ。
タッピング入門 シンプルになった〈TFT&EFT〉 著者:R. テムズ 訳:浅田 仁子(春秋社)
感情開放テクニック(ETF)についても参考になる本
【AC・トラウマからの開放を目指して】当初:インデックス